ユネスコ世界文化遺産登録されている「姫路城」
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まずは、誰もが知る「姫路城」をご紹介します。
姫路城は姫路平野の中央、姫山を本丸とした平山城で、世界に誇る日本の城郭の一つです。築城以来400年間、一度も戦火にまみえることがなく、江戸時代初期に建てられた天守や櫓(やぐら)、門などの主要建築物が、今なお現存しています。国宝や重要文化財等に指定されており、1993年(平成5年)には奈良の法隆寺とともに、日本初の世界文化遺産に登録されました。大天守をはじめ、城の外壁や屋根瓦の目地を白漆喰(しろしっくい)で塗られ、白鷺(しらさぎ)のように美しい姿から「白鷺城」とも呼ばれます。日本100名城などに選定され、数多くの伝説や歴史にも彩られており、観光スポットとしての見どころは申し分ないといえるでしょう。
城の歴史は古く、1333年(元弘3年)、播磨国守護の赤松則村が護良親王の令旨を受け挙兵し、姫山に縄張りを定め、1346年(貞和2年)、則村の次男赤松貞範が築城したとされます(1349年(同5年)という説もある)。その後、赤松氏や山名氏、小寺氏が入れ替わり居城とし、1545年(天文14年)には、小寺氏の重臣である黒田重隆が城主となり、黒田氏は職隆(もとたか)、黒田孝高(官兵衛)と続きました。特に、黒田孝高は「軍師・官兵衛」として、大河ドラマをはじめ、さまざまな作品に登場にします。1580年、羽柴(豊臣)秀吉が官兵衛の勧めで入城し、翌年3重の天守を築きました。関ヶ原の戦い後は池田輝政が城主となり、1601年(慶長6年)から8年の歳月をかけて、秀吉が築いた天守などを取り壊しました。石垣などを活かして1609年(同年14年)に5重6階地下1階の大天守と三つの小天守を渡櫓で結ぶ連立式天守をいただく姫路城を築き、併せて、らせん状の3重の堀で囲む総構の城下町を完成させました。現在、私たちが目にする大天守は、この時のものとされます。
姫路城周辺や姫路駅から城までのエリアには、数多くの観光スポットがあります。以下で紹介するものはほんの一部で、周辺のグルメを堪能しながら散策することをおすすめします。
・好古園(姫路城西御屋敷跡庭園)
・姫路市立動物園
・姫路市立美術館
・姫路文学館
・兵庫県立歴史博物館
・播磨国総社 射楯兵主神社
・男山千姫天満宮
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河野 晃Akira Kouno
地元姫路の魅力をお伝えしたいと思っています。
また、法律相談についても地元の皆様にとって頼れる弁護士としてお気軽に相談して頂ける存在となれるよう、親身になって対応させて頂きます。
- 所属団体
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- 兵庫県弁護士会(資格登録番号43591)
- 経歴
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- 淳心学院高等部 卒業
- 東京都立大学 卒業
- 学習院大学法科大学院法務研究科 修了