映画『ラストサムライ』のロケ地にもなった「書写山圓教寺」
article
「書写山圓教寺(しょしゃざん えんぎょうじ)」は、映画「ラストサムライ」のロケ地にもなったお寺です。
今回は書写山園教寺の魅力について紹介していきたいと思います。
書写山圓教寺とは?
西国三十三所のひとつである書写山圓教寺は平安時代中期の966年に性空上人(せいくうしょうにん)によって開山されました。
圓教寺は、天台宗の別格本山として、本山に次ぐ特別な扱いを受けているお寺です。
平安時代には花山天皇が2度行幸に訪れ、また鎌倉・室町時代には、
権勢を誇っていた寺でした。
明治になると、廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)という、政府の方針によって、僧侶が少なくなり、一時は廃寺になってしまう可能性もありましたが、徐々に立ち直り現在では有名な姫路の観光スポットになっています。
書写山の豊かな自然に囲まれた圓教寺の境内には、摩尼殿(まにでん)、大講堂(だいこうどう)、常行堂(じょうぎょうどう)などの歴史的建造物が並びます。
書写山はモミジやイチョウなどが自生しており、秋には紅葉の美しさと、建造物の美しさの両方を楽しむことができます。
「ラストサムライ」などさまざまなドラマのロケ地になっている
2003年に公開された映画「ラストサムライ」は、明治維新後、元新選組副長である土方歳三などが起こした箱館戦争をもとに、「武士の精神性」を描いた作品といわれています。
日本の精神的文化である、武士道や茶道、華道などは「一期一会」など禅の教えを色濃く受けています。
ラストサムライでは、主演であるトム・クルーズが圓教寺の常行堂などで過ごしているシーンがあります。
常行堂は、ひたすら休まず「阿弥陀仏」を唱える修行をする場所です。
これは、ラストサムライのテーマの主軸である、武士道を表した場所といえます。
ラストサムライの他にも、大河ドラマになった「黒田官兵衛」、将棋がテーマである「3月のライオン」のロケ地にもなっています。
まとめ
今回は、書写山圓教寺について紹介していきました。
ラストサムライをはじめ、さまざまな映画のロケ地として知られるようになっています。
圓教寺は、自然の美とともに建築の美を楽しめる場所です。
またさまざまな映画のロケ地となっているので、その映画に入り込んだような気持ちで訪れてみるのも楽しむひとつの手段です。
姫路に訪れた際には、一度行ってみてはいかがでしょうか。
ピックアップ記事
pickup
よく検索されるキーワード
Search Keyword
運営者情報
Administrator
河野 晃Akira Kouno
地元姫路の魅力をお伝えしたいと思っています。
また、法律相談についても地元の皆様にとって頼れる弁護士としてお気軽に相談して頂ける存在となれるよう、親身になって対応させて頂きます。
- 所属団体
-
- 兵庫県弁護士会(資格登録番号43591)
- 経歴
-
- 淳心学院高等部 卒業
- 東京都立大学 卒業
- 学習院大学法科大学院法務研究科 修了