水田・大江法律事務所 > 記事 > > 姫路にゆかりのある作家「司馬遼太郎」

姫路にゆかりのある作家「司馬遼太郎」

article

姫路というと、世界遺産である姫路城や圓教寺などの観光スポットやグルメや歴史などを思い浮かべる方も少なくないと思います。

しかし、姫路の魅力はそれだけにとどまりません。

今回は姫路にゆかりのある作家、司馬遼太郎について紹介します。

歴史小説の大家である司馬遼太郎

司馬遼太郎とは、昭和に精力的に活動した歴史小説作家です。

代表的な作品として「竜馬がゆく」や「燃えよ剣」、「飛ぶが如く」、「坂の上の雲」などが挙げられます。

元々は、新聞記者をしており、「福井地震」や「金閣寺放火事件」などの有名な事件を取材していました。

司馬遼太郎の作品の登場人物は、完璧なヒーローというわけではなく小狡いところや、有名になり、気が大きくなって自慢したりと人間らしいのですが、とても魅力的に描かれています。

ときどき小説の中に司馬が登場し所感を述べる独特の書き方も相まって、人気を博しました。

令和の現在でも、多くの作品が愛されており、また「るろうに剣心(和月伸宏)」や「銀魂(空知英秋)」など、司馬遼太郎の作品の影響を受けたクリエーターが多くいます。

姫路と司馬遼太郎のつながりは?

姫路と司馬遼太郎のつながりは、彼の祖父が播州広村(現在の広畑区)の出身であるためです。

ルーツが姫路にあることが、創作につながったのかどうかは、残念ながら雲の上にいる司馬遼太郎自身に聞かねば、分かりません。

しかし、黒田官兵衛の生涯を描いた「播磨灘物語」という作品では、英賀城の攻防について詳細に残されています。

さらに、本作品のあとがきでは、「友人をもつなら黒田官兵衛のような男をもちたい」という言葉を残しています。

姫路と司馬遼太郎のゆかりの深さを感じさせる場所はある?

姫路と司馬遼太郎のゆかりの深さを感じさせる場所として次のような場所があります。

 

  • 司馬遼太郎記念館
  • 英賀神社
  • 廣畑天満宮

 

司馬遼太郎記念館は、姫路文学館南館1Fにあり、執筆原稿や挿絵、歴史資料などが展示されています。

また、毎年、「司馬遼太郎メモリアル・デー」というイベントを開催しています。

英賀神社は、英賀城跡に創建され、司馬遼太郎の文学碑を見ることができます。

廣畑天満宮には文学碑のほか、彼の祖父の玉垣があります。

まとめ

今回は、姫路にゆかりのある人物、司馬遼太郎について紹介しました。

播磨灘物語を読みながら、市内にある司馬遼太郎の痕跡をめぐる旅をしてみてはいかがでしょうか。

検索

カテゴリー

ピックアップ記事

pickup

よく検索されるキーワード

Search Keyword

運営者情報

Administrator

河野 晃Akira Kouno

地元姫路の魅力をお伝えしたいと思っています。

また、法律相談についても地元の皆様にとって頼れる弁護士としてお気軽に相談して頂ける存在となれるよう、親身になって対応させて頂きます。

所属団体
  • 兵庫県弁護士会(資格登録番号43591)
経歴
  • 淳心学院高等部 卒業
  • 東京都立大学 卒業
  • 学習院大学法科大学院法務研究科 修了