縁結びにご利益がある「射楯兵主神社」
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古くから地元の人々に愛される「播磨国総社 射楯兵主神社」(はりまのくにそうしゃ いたてひょうずじんじゃ)をご紹介します。
社伝によると787年(延暦6年)に兵主神(兵主大神、大国主命(おおくにぬしのみこと))を小野江に移して、のちに射楯神(射楯大神、五十猛尊(いたけるのみこと))を併祀し、さらに1181年(養和元年)に新任の国司が国内の諸社巡拝を簡略するため、播磨国内にある174座を合祀したと伝えられています。地元の人々からは「総社さん」と呼ばれ、古くから親しまれています。黒田孝高(官兵衛)をはじめ、歴代の姫路城主にも「姫路城鎮護の社」として崇敬されました。
姫路城から徒歩約8分、JR・山陽電鉄「姫路駅」から徒歩約15分と交通アクセスがよく、多くの方が姫路城の観光とあわせて参拝しています。南側の参道には新名所「ひめじ縁結び通り」があり、総社南参道入り口(南鳥居)から本殿にかけて、ハートの並んだプレートが、11か所に2枚並列(合計22枚。「いい夫婦」に由来)で埋め込まれています。1枚のプレートに51個のハートが並び、「51」=「こい」=「来い」「恋」となるようです(縦に11枚あるため、「いい恋よ来い」とも)。総社の御祭神である兵主大神は縁結びの神様として名高いため、カップルや夫婦で参拝するとよいでしょう。
境内には数多くの摂末社(神社本社とは別の小規模な神社)があります。神門から入ると、向かって右に「撫でみみづく」、左には「恵美酒社(えびすしゃ)・住吉社(すみよししゃ)」、本殿・拝殿の奥に「十二社合殿」(一ノ宮社や二ノ宮社、日岡社などの12の社を合わせて祀っている)、「東播総神殿・西播総神殿」、「琴平社 (ことひらしゃ)」などが連なります。神門右手にある「長生殿」の奥には「厳島社」があり、日本の和を感じさせる美しい光景が広がります。各々の摂末社には、商売繁昌、豊漁、安産、土木、建築、家内安全、子孫繁栄、学業成就などのご利益があり、数は多いですが、ゆっくり散策するにはぴったりな場所といえます。
総社で行われる祭礼としては、平安中期に斎行された「天神地祇祭」(てんしんちぎさい)に由来する60年に一度の「一ツ山大祭」(前回は1987年(昭和62年)に開催)、20年に一度の「三ツ山大祭」(前回は2013年(平成25年)に開催)が有名です。年中祭礼では、1月14日~16日の「初ゑびす祭」、11月13日~16日の「霜月大祭」などが有名です。
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河野 晃Akira Kouno
地元姫路の魅力をお伝えしたいと思っています。
また、法律相談についても地元の皆様にとって頼れる弁護士としてお気軽に相談して頂ける存在となれるよう、親身になって対応させて頂きます。
- 所属団体
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- 兵庫県弁護士会(資格登録番号43591)
- 経歴
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- 淳心学院高等部 卒業
- 東京都立大学 卒業
- 学習院大学法科大学院法務研究科 修了